血の記憶




憧れの眼差しで外を見ていた私の周りで、騒がしかったみんなが水を打ったように静かになった。


なにごと?


不思議に思い皆が見ている方向に目を向ける。




そこには今朝の変な奴が立っていた。



「あー、遅刻するかと思った」



その後ろから友達らしい人。


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