血の記憶






女子に囲まれた翔真をチラッと横目で見て、外の景色に目を移す。


そんな私の机に影が落ち、顔を上げれば相変わらず眩しい笑顔の祐樹。


祐樹用のサングラスを買おうかしら。



「奈央ちゃん、ちょっと話しよ!ほら、翔真あの調子だしさ」



祐樹の苦笑いの先には女子に囲まれ笑顔の翔真。


すごい、あんなに大勢と話ができたらホストにでもなれそうね。


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