血の記憶
あなたの過去
その日は初日ってことで授業は午前中で終わり。
結局あの後、隣の机と椅子は埋まることなく出番を終えた。
祐樹が翔真が帰ってこなくてはぶてて帰った後、私は屋上に向かっていた。
私は高いところが好き。
あの青い空に一番近いし、お父さんとお母さんにも少しでも近づける気がするから。
そうして着いた屋上。
扉を開けると目に入った金髪。