血の記憶






今日の天気はどんよりとした曇り空。


今にも泣き出しそうな天気の中学校、ではなくコンビニへの道を歩いていく。


学校を休むとかではなく、単純に朝ご飯を買いに。


昨日は結局冷蔵庫の中の物は増えず、またゼリーで夜を過ごした。


さすがにエネルギー不足で力が入らないから補給しようと思い、コンビニへとふらつく足を向けている。


着いたコンビニで適当にパンをお弁当用に二つ手に取る。


レジでお金を払い自動ドアに向かった私の足が思わず止まる。


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