サクラドロップス-1998-

俯く振りをして

気付かれないように溜息をついて


キミを探す為に顔を上げたら


肌にやわらかい熱を残しながら

暮れていく夕陽がばかみたいに赤くて


その燃える赤の中で

ボクはキミを、見失った。






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