君が嫌いで…好きでした
千菜「…これ………?」




私が…作ったお守り?

先生の病気が治るように…
先生が死なないように…願いを込めて作った……




お守りと一緒にあったメモにはただ一言


[ありがとう]

と汚い字で書かれていた





千菜「…どうゆう…こと……?」







奏叶「伊藤は千菜に伝えたかったんだと思う


汚い字だな…
これが教師の書く字かよ……


…………きっと千菜に伝えたくて発作で…苦しい中必死で書いたんだろうな…」





ポタリ……





千菜「…先生……っ」






お守りとメモをギュッと握りしめて涙を流した




奏叶「千菜……」






千菜「……奏叶…私…私は…先生を…助けてあげられたのかな…っ」





奏叶「……うん…大丈夫だよ
きっと伊藤にも伝わったよ」





先生…私頑張るから…
頑張るからね……
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