かごの中の鳥は
ご主人様は１番お気に入りのﾍﾟｯﾄ・一葉といつでも遊べるように一葉の身に着ける服はﾊﾞｽﾛｰﾌﾞかｼｬﾂ１枚。
一葉がここに来た時に与えられたのはﾊﾞｽﾛｰﾌﾞとｼｬﾂ、ご主人様に隣接する20畳は軽くあるであろう専用部屋であった。
部屋などご主人様のところにいるのでほとんど使用しないというのに。
ここに来てから一葉の生活は一変した。
ご主人様中心の生活になった。
初めは嫌で嫌でしょうがなかった。
何故自分がこんな目に遭わなければならないのか。
使用人の仕事がこんなことだとわかっていたら、応募などしなかった。
何度となく監視の目を盗んで自殺を試みた。しかし、それは尽く失敗に終わった。どこからともなく監視者が来て手当てをしていくのだ。
そしてご主人様に忠誠を誓う儀式を施されるのだ。


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表紙・目次

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