星に願いを
もちろんそんなのは嘘っぱち。このあとの予定は同じクラスのメグが主催する合コンだ。なんでも相手は超有名大学の超エリート集団らしい。
高校2年生にとって、大学生の男の子の子との合コンは貴重なんだから!
「あら、お父さん。もう迎えに行く時間よ」
「いいな!しっかり勉強してくるんだぞ!」
「まかせといて!」
「おまえの返事は当てにならん。あとで優大君に確認の電話を」
「いい年していい迷惑かけんな。ダメオヤジ。」
「だーれーのせいだー!」
「お父さん、はやく。亮子ちゃんが困ってるかもしれないわよ」
「くっ!いいな!」
ピシャン!と閉じられた扉を目の前に、あたしはニヤリと笑った。
馬鹿でうるさい父。温厚でお父にべたボレな母。あたしより2個上の姉は大学生。そしてこの、わたし。
どうやら、この四人家族に今日もうひとり加わるらしい。
お父さんの知り合いの娘さんで、あたしと同じ年で同じ高校に転校。
亮子ちゃん、だっけ?
狭いこの家に開いてる部屋なんて屋根裏部屋しかなくて、亮子ちゃんはあたしの部屋に居候予定。
それがとっても楽しみ。亮子ちゃんの恋の話とか、服の貸し借りだとか!
いい子だといいな、なんて小さく呟いて腰を上げた。
高校2年生にとって、大学生の男の子の子との合コンは貴重なんだから!
「あら、お父さん。もう迎えに行く時間よ」
「いいな!しっかり勉強してくるんだぞ!」
「まかせといて!」
「おまえの返事は当てにならん。あとで優大君に確認の電話を」
「いい年していい迷惑かけんな。ダメオヤジ。」
「だーれーのせいだー!」
「お父さん、はやく。亮子ちゃんが困ってるかもしれないわよ」
「くっ!いいな!」
ピシャン!と閉じられた扉を目の前に、あたしはニヤリと笑った。
馬鹿でうるさい父。温厚でお父にべたボレな母。あたしより2個上の姉は大学生。そしてこの、わたし。
どうやら、この四人家族に今日もうひとり加わるらしい。
お父さんの知り合いの娘さんで、あたしと同じ年で同じ高校に転校。
亮子ちゃん、だっけ?
狭いこの家に開いてる部屋なんて屋根裏部屋しかなくて、亮子ちゃんはあたしの部屋に居候予定。
それがとっても楽しみ。亮子ちゃんの恋の話とか、服の貸し借りだとか!
いい子だといいな、なんて小さく呟いて腰を上げた。