星に願いを
「絶対アンタは疫病神。アンタといたら絶対不幸になる」
帰り道、メグからどうしたの?というメールにさっきあった事を述べて返信。あたしってば鞄を置き忘れたまんまで帰ってきちゃったらしい。鞄はメグに頼み、寄ったコンビニでは100円アイスを亮助に奢らせて、ふらふらと帰宅。
「ちゃんと助けてやったやろ」
「全然嬉しくない」
それは少し嘘。助けてくれたのはやっぱり嬉しかったし、アタシを馬鹿にした男に水ぶっかけてくれて心がスッとした。
「だけど、ありがと」
にひ、と笑って振り向くと亮助は照れたように頬をかいた。
「俺に惚れんなよ」
「てゆーか、アンタのせいだからね」
ま、彼氏が居なくたってこんな生活悪くないかもね。