ツンデレエンジェル彼女&溺愛デビル彼氏♡
「花音‼︎」


大好きな彼女の名前を呼びながら
ブランコの元へ走る。


「斗真⁉︎」


がたっ



音を立て揺れるブランコ。
花音は俺に気づくと逃げるように
走って行った



「待てよ!花音!」


俺がそう叫んでも花音は立ち止まることなく走る。


「花音!」


やっと追いついたと思って花音の小さな体を抱きしめる。



「やだ!離してよ!」


「ばか!探したんだぞ!」


泣きながら離れようとする花音を
壊れそうなくらい抱きしめる。

これで腕を離したら花音と
もう話せない気がして。



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