ツンデレエンジェル彼女&溺愛デビル彼氏♡
「⁉︎」


大きな音に驚いた二人は
咄嗟に体を離し、振り向いた。


「花音?」


気まずそうな顔で私を見る良ちゃん。


のぞきなんて趣味が悪すぎる。


どうしよう。



「かわいい!良くんの知り合い?」


美沙さんが私を見るなり可愛らしい
笑顔で良ちゃんに聞く。


うん、そうだよ。と良ちゃんは
優しい笑顔を美沙さんに向ける。


「初めてまして。わたし‥‥‥」


「ごめんなさい‼︎」



美沙さんが言い終わる前に
私は二人から離れた。



「ちょっと⁉︎」


「花音⁉︎」



なんて言う二人の声なんて
聞こえない。



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