きっと、明日も君がすき。

集合するように言われた時間より充分早いはずだけど、

もしかして私が最後だったのかな……。


初日だったのだから

もう少し早めに出た方が良かったのかもしれない。

少し不安になったのが、表情に出ていたらしい。


「こちらが今回一緒に実習していく学生さんたちです。大学も教科も違うけれど、みなさん控え室は同じなので仲良くしてくださいね」

にっこりと梅田先生に言われ、ぽんと背中を叩かれた。それと同時に、立っていた3人が私に軽く、頭を下げる。



私も同じように会釈をして横に並ぶ。

4人目として並んだ私達を見つめて

笑顔の梅田先生。


「今回は多くて賑やかでいいですね。あ、そうだ。後1人ー……来てないな」


嬉しそうに腕を組み眺めていた顔が、んーと考えるように歪む。



「……君の同級生だよ。知ってる?」

ふと私を見てははは、と笑う先生。







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