きっと、明日も君がすき。



状況が、ついていけない。


まさか、結真くんからそんな言葉が貰えるとは思わなかった。

夢かな?とかこの期に及んで思ってしまう自分がどこかにいるけれど、目の前の彼の表情で現実だと分かる。


「…私も、好きだった」

ゆっくりと、やっと言葉にできた数年ぶりの言葉は、思ってたよりも簡単に結真くんに伝えることができた。

笑うことなんてできなくて。力が入ったまま伝えた言葉がちゃんと結真くんに届いたって分かったのは彼がふって笑ったから。

「知ってる」

あの時の彼は、こんな優しい顔をして私を見て笑ってただろうか。


今なら。

あの時じゃない、今の私たちなら…


「あのね、私…」



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