きっと、明日も君がすき。
「やり直さない?」
言いたかった言葉は、先に向こうから届いてきた。
次の言葉を反射的に出す前に、彼の方からくる。
「今度は、大切にする。もう、間違えないから」
きゅうっと心が締め付けられて。
返事をする前に、視界が見えなくなって。
溜める、なんてことなくぽろっと落ちていく。
「…なんで泣くかな」
「だって、」
「泣きすぎだから」
そう言って、呆れたように。
でも、返事をしなくても私の心の中が分かってるのかなってくらいに少し嬉しそうに。
笑いながら近づいてきた結真くんは、優しい手で私の頭を撫でてくれた。