きっと、明日も君がすき。


同じように会釈はしたのだけれど、

口から言葉は出なかった。

出せなかった。


正直、挨拶どころでは無かった。

なんで。嘘。どうして。――まさか、こんなところで再会するなんて、思っていなかった。




今ままでずっと。卒業してから約3年。


一度も、会わなかったのに。

「よし。全員集まったね。それじゃ……ちょっと先生方いいですかー?」



並んだ5人を見て、満足げに笑った後、職員室中に梅田先生が声をかける。


その声に、個々に動いていた先生達が動きを止めて。

視線が、すべてこっちへと向いた。

「今年も実習生の方が5人こられてます。なにかありましたらフォローよろしく御願いします」



梅田先生の声に「よろしく御願いします」と頭ををさげれば、「よろしく御願いしまーす」とゆるい挨拶がぽつりぽつりと返ってきた。


頭をあげたときには、先生達はもう動き出していて。



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