きっと、明日も君がすき。
長机と、イスが人数分置かれていた。
「まず各クラスホームルームをして、1時間目は全校集会になります。
3年生は今は自由登校だけど、今日は全員が登校する日なので学校にきてます。
そこでまず挨拶をしてもらいますからね。
それから各担当の先生の元についてもらって授業に入ってください」
ゆっくりと、先生が説明する。
体に染みついていてわざわざ覚えようとしなくても時計を見れば分かっていた時間割は
いつのまにか大学の時間割と入れ替わってしまっていて。
そうだ、高校は50分間授業だったんだと忘れていた感覚を呼び戻す。
慣れと言うのは本当に怖い。
「授業がなくて担当の先生方が付かなくていいと指示があれば、基本ここにいてください。
ここは自由に使われてかまいませんから。
それじゃ、呼びにくるまで、ここで学生さん同士挨拶でも」