きっと、明日も君がすき。
「どっちも!中学ならなおさら!何年前だと思ってんの~?
高校は地元の後輩に聞いたら何人か残ってるらしいけど・・・」
「じゃあ高校にしたら?」
私の言葉に、んー…と眉を寄せるキコ。
「や!でも関わりのなかった名前だけ知ってる人ばかりだもん!それなら別に他のとこでも・・・」
両手で頭を支え、はぁー…と苦しそうに目をつぶる。…私のアドバイスは無意味らしい。
母校である中学に行くか、高校に行くか、
それとも全く違う学校に行くのか。
三つの選択肢で悩んでるらしい。その三つをぐるぐるとまい、再び最初に戻った所で、呆れた私は声をかけた。