きっと、明日も君がすき。
集会が終わり、実習生たちは各自バラバラに。早速美術室へと向かいながら、担当の田島先生は嬉しそうに話してくれた。
「私が通っていた時も、多かったですよね」
「はは、それは俺が若くて授業がゆるかったからでしょ?」
「それもー・・・ですけど、」
「最近はね、ちょっと難しい授業をしたりしてるんだよ。それに、もう若くない」
「何言ってるんですか・・・! 先生まだ20代じゃないですか」
私たちが在学していた時、先生は途中から辞めた先生の替わりに赴任してきたけれど、26歳で。
今だって全然若い。
「いやいや、制服着てた君が先生になるって言うんだから、もう若くないよ」
先生は苦笑する。
「現に佐田くんに女の子全部取られちゃったかな。佐田くんが選択教科の担当教諭になったら、誰も美術なんか選択しないよ」
「そんなこと・・・!」
「矢野さんも、生徒なら佐田くんの方を選択するでしょ?」
ね?と悪戯っぽく笑われて思わず何もいえなかった。
適わない。先生には。何も。
「校長先生がいろいろ言ってたから、生徒から佐田くんのこと、いろいろ聞かれるかもね」
「私が通っていた時も、多かったですよね」
「はは、それは俺が若くて授業がゆるかったからでしょ?」
「それもー・・・ですけど、」
「最近はね、ちょっと難しい授業をしたりしてるんだよ。それに、もう若くない」
「何言ってるんですか・・・! 先生まだ20代じゃないですか」
私たちが在学していた時、先生は途中から辞めた先生の替わりに赴任してきたけれど、26歳で。
今だって全然若い。
「いやいや、制服着てた君が先生になるって言うんだから、もう若くないよ」
先生は苦笑する。
「現に佐田くんに女の子全部取られちゃったかな。佐田くんが選択教科の担当教諭になったら、誰も美術なんか選択しないよ」
「そんなこと・・・!」
「矢野さんも、生徒なら佐田くんの方を選択するでしょ?」
ね?と悪戯っぽく笑われて思わず何もいえなかった。
適わない。先生には。何も。
「校長先生がいろいろ言ってたから、生徒から佐田くんのこと、いろいろ聞かれるかもね」