きっと、明日も君がすき。
だけど、ネガティブにとらえてしまう私には迷惑そうに思っているのではないかと思ってしまって。
「あ、うん。授業してるときに女の子が教えてくれた。ごめんね、」
申し訳なくて謝る。ごめんね。私が、ここに実習に来たばっかりに。
結真くんと被らなければ。私の実習先がここではなくて、この学校出身の実習生が彼1人だったなら。
こういう風に同級生だからと騒ぎ立てられることも無かっただろう。
結真くんが授業中に怒ったのも、貴重な学ぶ授業の時間を私の質問で潰されたからだろう。
本当に申し訳ない。謝るけれど、結真くんは、私から視線をそらして作業を再開する。
「別に。ただ、選択授業なのに関係ない生徒に気にしてもらえるなんてすげーなって思っただけ」
何とも思ってないような結真くんに。
昔、私が見ていた横顔と重ね合わせて、笑ってしまう。
「ふふ。それなら、佐田くんの方がすごいよ」