魁龍Ⅰ[完]





でも、私は凄く嬉しくなった




「…わ、私なんか近くに置いてたら不幸になる」




「お前と一緒に不幸になるなるのもいいな」




「…で、…でも…」




「黙れ、俺はお前がいいんだ
お前がどんな奴でも俺はお前がいいと思った」




『お前がどんな奴でも…』




私はこの言葉を聞いて、大粒の涙が溢れた




「…私なんかでいいの?」
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