魁龍Ⅰ[完]



何故かお母さんがきた




『毎年誕生日になったらすぐおまえの所
に言って不思議に思ってたけど
こういうことだったのね
私はてっきり見せつけてんのかと思ったのに…
柚衣ぃっっ!!!!』




柚衣はビクッとしてお母さんの方を見た




『柚衣?柚衣がこんな奴に気を使う
必要なんてないのよ?
あなたは何をやっても許されるの』


『で、でも、おねぇちゃん、かわいそうだよっ』




柚衣は私を庇ってくれた




…でも




――バチンッ!!―
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