絶対やせて貰います。
高校時代
太陽神降臨
太陽の光が燦々と降り注ぐグラウンドは見ているだけで汗が噴き出そうな程の熱気を感じさせる。
その場所で彼は真剣な表情でボールを追いかけ指示を飛ばす
味方からのパスに素早く反応してゴールを決めた彼は先程とは違った柔らかい笑顔でチームメイトからのかなり荒っぽい祝福を受けている。
「あぁーカッコイイ……」
今この場所にルネサンス期の偉大な芸術家ミケランジェロが居たならば絶対に彼をモデルにして描くか、
もしくは彫像にして後世に残したに違いない。
それほどまでに彼は完璧な容姿をしているんだから……
「こいがまた王子見てる……」
「あんなののドコがそんなにイイのかねー?」
ハッとした私が振り返ると顔をニヤニヤさせて私の様子を窺い見ている二人。
「迎えにきたよー」と笑顔の親友が私に近付いて来た。
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