マネー・ドール -人生の午後-
風呂から上がると、真純はソファで、ビールを飲みながら、ぼんやりと、スマホを見ている。
真純はあまり、酒が強くない。
「珍しいね」
「うん……」
真純は何か言いたげに、口籠った。
「俺も飲もうかな」
軽く缶を合わせて、真純は俺の肩にもたれて、USJで撮った写真と動画を見ながら、ぼんやりと言った。
「楽しかったね」
スマホの中で、エルモとクッキーモンスターのTシャツを着た、俺と真純が笑っている。急いで服買ったけど、結局、中でTシャツとか色々買ってしまって、年甲斐もなく、結構はじけてしまった。
「また行こうな。あ、今度、ディズニー行こうよ。泊まりがけで、休み合わせてさ」
そうだね、と呟いて、真純は、ずっとスマホを見ている。時々ため息をつきながら、ぼんやりと……どうしたんだろう。元気、ないよな。
「なんか、あった?」
「……うん」
「仕事?」
俺のその質問に、真純は答えず、空になった缶を軽くつぶして、二本目のビールを、冷蔵庫に取りに行った。
本当に珍しい。ビールなんて、普段、飲まないのに。
真純はあまり、酒が強くない。
「珍しいね」
「うん……」
真純は何か言いたげに、口籠った。
「俺も飲もうかな」
軽く缶を合わせて、真純は俺の肩にもたれて、USJで撮った写真と動画を見ながら、ぼんやりと言った。
「楽しかったね」
スマホの中で、エルモとクッキーモンスターのTシャツを着た、俺と真純が笑っている。急いで服買ったけど、結局、中でTシャツとか色々買ってしまって、年甲斐もなく、結構はじけてしまった。
「また行こうな。あ、今度、ディズニー行こうよ。泊まりがけで、休み合わせてさ」
そうだね、と呟いて、真純は、ずっとスマホを見ている。時々ため息をつきながら、ぼんやりと……どうしたんだろう。元気、ないよな。
「なんか、あった?」
「……うん」
「仕事?」
俺のその質問に、真純は答えず、空になった缶を軽くつぶして、二本目のビールを、冷蔵庫に取りに行った。
本当に珍しい。ビールなんて、普段、飲まないのに。