カ ク レ オ ニ

「そ、そんなの嘘…でしょ?あはは、美亜こんな時にやめてよね?」

声を震わせながら英里奈が言い放つ。
何を言ってるのだろう。私はこんな時に冗談は言わない。
それを伝えようとした。
その時、

「いや、あながち嘘じゃないみたいだぜ」

蛍が言った。
由美が不思議そうに「なんで?」と質問した。

「だって本当のことだから。」

とみんなに携帯の画面を見せてきた。

「え、はや…し先、生?」

そこには落下したあとだと思われる林先生の姿があった。

「美亜もこれを見たんだろ?」

蛍が聞いてきた。

「うん、間違いない。同じやつだよ」

キーンコーンカーンコーン…

その時丁度タイミング良くチャイムが鳴った。

ガラッ

あみが

「ごめん…」

と言いながら戻ってきた。

その日の授業はみんな頭に入らなかった。

< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

もしも明日もあったなら。

総文字数/61,611

恋愛(学園)163ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop