レンアイ上級初心者
そうだ俺未来ちゃんと話してるんだった!






未来ちゃんは俺の顔を怪訝そうに見ながら言った。







未来「ねえ……もしかして莉羅ちゃんのこと好きなの?」







柊「へ?べ、別に好きじゃねえよ?!」







それはないって!!







それに俺は……






柊「逆に俺があいつを好きにならせるって宣言してやったんだぜ?」







俺が自信有り気に言うと、未来ちゃんの顔から笑顔が消えた。







未来「莉羅ちゃんは……………莉羅ちゃんは柊くんみたいな人好きになんないよ………」








分かりきったように言われたからちょっと頭にきた。








そんなん分かんねえじゃねえか!








柊「でもいつか俺のこと好きになる日が来るかもしれな……」








未来「無理なのよっっ!!!」







さっきまで可愛げのあった未来ちゃんからは考えもつかないくらいの表情で怒鳴られた。







その声に驚いたのか、3人が慌ててこっちに来た。







莉羅「ちょっ、どうしたの?未来が声荒げるなんて珍しいじゃん………もしかしてあんた未来になんかした?」







莉羅は疑ってる目で俺を見てきた。







柊「俺は別に……ただ莉羅を好きにならせるって宣言したって言ったらなんかこうなって…………」








俺が言い終わると春さんと海さんが目を合わせてため息をついた。







春「あー………未来が声荒げた理由分かったわ。ね、海兄さん?」







海「まあな。莉羅にとって禁句と言えば禁句だからな….。」








禁句…………?








どういうことだ?








莉羅にとって禁句の言葉って好きにならせるってやつ?







柊「あの、禁句ってどういう意味っすか?」







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