君のとなりで
「颯よ、今日はなんの日だ?」
だから知らねえっての!しつこいやつだな!
「さあ?あ、古文の活用テスト、今日だっけ?」
俺は普段からカレンダーとか見ないから曜日感覚がない。テストで赤点とったら追試で部活出れない。やべえ、朝練終わったら勉強しねえと。
「ちがーう!本日2月14日はこの世の恋人たちの聖なるバレンタインだよ!」
バレンタイン、あ、もうそんな時期なんだ。
「実結ちゃんはどんなチョコ颯にあげんのかな?」
いや、あいつはチョコなんて作れないはず。その証拠に付き合う前からくれてた実結のチョコは真結ちゃんが兄貴のために作ったものの残り。
付き合い始めた去年は確かあいつはインフルエンザにかかって一週間学校を休んでたよな。
「颯!俺の靴箱にチョコ入ってねえよ!?なぜだ?」
「知るかよ、そんなの。」
ため息をつきながら自分の靴箱を開けるとドサドサと何かが足元に落ちてきた。
だから知らねえっての!しつこいやつだな!
「さあ?あ、古文の活用テスト、今日だっけ?」
俺は普段からカレンダーとか見ないから曜日感覚がない。テストで赤点とったら追試で部活出れない。やべえ、朝練終わったら勉強しねえと。
「ちがーう!本日2月14日はこの世の恋人たちの聖なるバレンタインだよ!」
バレンタイン、あ、もうそんな時期なんだ。
「実結ちゃんはどんなチョコ颯にあげんのかな?」
いや、あいつはチョコなんて作れないはず。その証拠に付き合う前からくれてた実結のチョコは真結ちゃんが兄貴のために作ったものの残り。
付き合い始めた去年は確かあいつはインフルエンザにかかって一週間学校を休んでたよな。
「颯!俺の靴箱にチョコ入ってねえよ!?なぜだ?」
「知るかよ、そんなの。」
ため息をつきながら自分の靴箱を開けるとドサドサと何かが足元に落ちてきた。