君のとなりで
隣のクラスだから姿は見かけるけど、あいつは俺を見てちょっと手をふるだけ。
教室に入ると、黒板に古文の活用テストはやっぱり今日だと書かれていた。早く覚えねえと…
早速席について鞄の中から文法書を取り出す。
たら、たり、たり、たる、たれ…あー!めんどくさ。
こんなの覚えてなんになるんだ?絶対俺は使わない。
「颯君!おはよう!」
机に突っ伏してると西田がやって来た。
「あ、おはよ。」
相変わらずすげえまつげ…
「颯君これ!受け取って!」
差し出されるのはピンクのキラキラした包装紙に包まれた多分、チョコ。
俺がなにも言わないでいると無理矢理俺の机のなかに突っ込んできた。
「そーう!西田からチョコもらったの?」
すかさず柿本が話しかけてくる。こいつは西田が好きだからな。
「いいよな、お前はさ。朝からどんだけもらうんだよ。」
そんなこと知らねえよ。それにいくらたくさんもらったって、一番ほしいものは貰えてない。
教室に入ると、黒板に古文の活用テストはやっぱり今日だと書かれていた。早く覚えねえと…
早速席について鞄の中から文法書を取り出す。
たら、たり、たり、たる、たれ…あー!めんどくさ。
こんなの覚えてなんになるんだ?絶対俺は使わない。
「颯君!おはよう!」
机に突っ伏してると西田がやって来た。
「あ、おはよ。」
相変わらずすげえまつげ…
「颯君これ!受け取って!」
差し出されるのはピンクのキラキラした包装紙に包まれた多分、チョコ。
俺がなにも言わないでいると無理矢理俺の机のなかに突っ込んできた。
「そーう!西田からチョコもらったの?」
すかさず柿本が話しかけてくる。こいつは西田が好きだからな。
「いいよな、お前はさ。朝からどんだけもらうんだよ。」
そんなこと知らねえよ。それにいくらたくさんもらったって、一番ほしいものは貰えてない。