君のとなりで
キス以来 side颯
バレンタインから1ヶ月、もうすぐ実結の誕生日だ。
今までは毎年誕生日になにかおごってやるってことがプレゼントだった。
だけど今年はそれはまずいよな…クリスマスのときもだったけど、本当に女のほしいプレゼントってなんだ?
実結の欲しいものってなんなんだ?
「で、あたしに聞いてくれと?」
山下が腕組みをしながら俺を見上げる。
「聞くってゆうか、なんとなく触れる感じで。」
「そんなの本人に直接聞きなさいよ!てゆうか最近どうなの?実結あんまり元気ないんだけど!」
最近は…あの日からまともに実結を見れなくなってる。
あの、バレンタインのキスから実結とうまく話せない。
一緒に帰るだけで心臓がうるさくなって、バカみたいだけど緊張する。
情けないことに恥ずかしくて顔を合わせることができない。
「ほんとに奥手だよね。颯君ってさ。」
山下がバッサリ斬る。
悪いかよ!これが俺の精一杯なんだよ!
山下はほんとに毒舌だよな…なんて言えるはずもなく。
「かわいいゴムとかがいいんじゃない?実結普段は髪の毛おろしてるけど体育の時とかはくくってるからそのときように。」
今までは毎年誕生日になにかおごってやるってことがプレゼントだった。
だけど今年はそれはまずいよな…クリスマスのときもだったけど、本当に女のほしいプレゼントってなんだ?
実結の欲しいものってなんなんだ?
「で、あたしに聞いてくれと?」
山下が腕組みをしながら俺を見上げる。
「聞くってゆうか、なんとなく触れる感じで。」
「そんなの本人に直接聞きなさいよ!てゆうか最近どうなの?実結あんまり元気ないんだけど!」
最近は…あの日からまともに実結を見れなくなってる。
あの、バレンタインのキスから実結とうまく話せない。
一緒に帰るだけで心臓がうるさくなって、バカみたいだけど緊張する。
情けないことに恥ずかしくて顔を合わせることができない。
「ほんとに奥手だよね。颯君ってさ。」
山下がバッサリ斬る。
悪いかよ!これが俺の精一杯なんだよ!
山下はほんとに毒舌だよな…なんて言えるはずもなく。
「かわいいゴムとかがいいんじゃない?実結普段は髪の毛おろしてるけど体育の時とかはくくってるからそのときように。」