君のとなりで
遊園地 side颯
晴れ晴れとしてまさに春らしい陽射しがつつむ日曜日。
久しぶりに部活もオフで家で好きなだけ寝てやろうと思っていたのに、俺はなぜかきっちり10時にマンションのエントランスにいた。
隣にはニコニコ顔の実結。
「楽しみだね!颯!」
全然俺は楽しみじゃないんだけど。
昨日の部活でやった20㎞走り込みのせいで体は筋肉痛。
それでも行くことを決めたわけ、それは…
「そーう!実結ー!おはよー!」
ショッキングピンクのド派手なTシャツにものすごく短いスカート。明るく染められた髪にはキラキラのリボンまでついている。
今日は一段と派手な朝からうるさい茜。
俺が行きたくもない遊園地にいく理由は茜ではなく、
「みゅー、颯、おはよう。」
落ち着いた声で茜とはほんとに双子なのか?と疑いたくなるようなこの男だ。
葵は帰国してから実結に積極的。
見ててヒヤヒヤするほどだ。
「あーちゃん、あおくん、おはよう。」
鈍感なこいつは何もわかっていなくて無邪気な笑顔を葵にむける。
それに俺がイラついていることにももちろん気づかない。
久しぶりに部活もオフで家で好きなだけ寝てやろうと思っていたのに、俺はなぜかきっちり10時にマンションのエントランスにいた。
隣にはニコニコ顔の実結。
「楽しみだね!颯!」
全然俺は楽しみじゃないんだけど。
昨日の部活でやった20㎞走り込みのせいで体は筋肉痛。
それでも行くことを決めたわけ、それは…
「そーう!実結ー!おはよー!」
ショッキングピンクのド派手なTシャツにものすごく短いスカート。明るく染められた髪にはキラキラのリボンまでついている。
今日は一段と派手な朝からうるさい茜。
俺が行きたくもない遊園地にいく理由は茜ではなく、
「みゅー、颯、おはよう。」
落ち着いた声で茜とはほんとに双子なのか?と疑いたくなるようなこの男だ。
葵は帰国してから実結に積極的。
見ててヒヤヒヤするほどだ。
「あーちゃん、あおくん、おはよう。」
鈍感なこいつは何もわかっていなくて無邪気な笑顔を葵にむける。
それに俺がイラついていることにももちろん気づかない。