君のとなりで
委員会 side颯
新学期が始まって早一週間。
新しい環境といっても三年目ともなると、一週間もたてば最初の頃にあった緊張感なんてきれいさっぱり消えていて。
「颯君!今日は委員会だね、よろしくね!」
ついてないことに、苦手な西田とまた同じクラス。
しかもなぜだかまた同じ学級委員。
本当にいい加減にしてほしい。
「颯、学級委員ドンマイ!」
そう言って後ろから肩を叩くのは平野疾風。
あのバレンタイン以来、話してなかったけど今年初めて同じクラスになり、席も前後ということで、話すようになった。
「疾風、お前思ってないだろ?」
「まーね、でも俺も一年ときやったことあるから多少はわかるよ。」
あーあ、なんで毎年俺が学級委員なんてしないといけないんだ?
ほんとめんどくさい。
部活だって忙しいってのに。
今年は三年生だから部活は夏の大会まで。
勝ち抜けば8月下旬、負ければ夏休み前には終わってしまう。
少しでも長く、バスケをしていたいから負けるわけには絶対にいかない
新しい環境といっても三年目ともなると、一週間もたてば最初の頃にあった緊張感なんてきれいさっぱり消えていて。
「颯君!今日は委員会だね、よろしくね!」
ついてないことに、苦手な西田とまた同じクラス。
しかもなぜだかまた同じ学級委員。
本当にいい加減にしてほしい。
「颯、学級委員ドンマイ!」
そう言って後ろから肩を叩くのは平野疾風。
あのバレンタイン以来、話してなかったけど今年初めて同じクラスになり、席も前後ということで、話すようになった。
「疾風、お前思ってないだろ?」
「まーね、でも俺も一年ときやったことあるから多少はわかるよ。」
あーあ、なんで毎年俺が学級委員なんてしないといけないんだ?
ほんとめんどくさい。
部活だって忙しいってのに。
今年は三年生だから部活は夏の大会まで。
勝ち抜けば8月下旬、負ければ夏休み前には終わってしまう。
少しでも長く、バスケをしていたいから負けるわけには絶対にいかない