君のとなりで
伝える言葉 side颯
やっと来た、俺が心待にしていた時間が。
終礼が終わるやいなや、スポーツバッグを肩にかけ、教室を出る。
「颯!待てよ~!」
「早くしろよ!」
俺はこのために学校に通っているといっても過言ではない。
バスケ部に行く時間。こうみえても俺は一応男子バスケ部の部長で昂は副部長。
俺たちの通う向坂高校は普通科の県立高校だけどバスケ部は結構強く、毎年いいところまで行く。
毎日楽しみなこの時間だけど今日は気分が晴れない。
実結の声が耳に残っている。あいつが感情的に怒ることなんてものすごく珍しいことだ。
なんでそんなに怒ったんだ?俺、なんかしたっけ…
思い返してみるけど、心当たりがない。
終礼が終わるやいなや、スポーツバッグを肩にかけ、教室を出る。
「颯!待てよ~!」
「早くしろよ!」
俺はこのために学校に通っているといっても過言ではない。
バスケ部に行く時間。こうみえても俺は一応男子バスケ部の部長で昂は副部長。
俺たちの通う向坂高校は普通科の県立高校だけどバスケ部は結構強く、毎年いいところまで行く。
毎日楽しみなこの時間だけど今日は気分が晴れない。
実結の声が耳に残っている。あいつが感情的に怒ることなんてものすごく珍しいことだ。
なんでそんなに怒ったんだ?俺、なんかしたっけ…
思い返してみるけど、心当たりがない。