君のとなりで
「颯、ぼーっとすんなよ?どしたの?」
気がつくと昂は既にジャージ姿。いけね、集中しないと。
「中原君、ちょっといい?」
着替えて部室から出ると、マネージャーの玉井に呼び止められる。
「今日の練習試合についての話し合いなんだけどね、柴崎先生が出張で、帰るのが少し遅くなるかもだから待っとけだって。」
やっぱり遅くなるのか。実結を先に帰らせといて良かった。
「おい、颯、いいのかよ?」
「何が?」
「何がってお前、今日実結ちゃんとの大事な日だろ?」
大事な日…今日は付き合い始めて一年の日。女はそういうの大切にするって前に山下に聞いたけど、やっぱり実結もそうなのか?
「ちょっと!坂本くん余計なこと言わないでよ!中原君いなきゃ話し合いできなくなるでしょ?」
玉井にそう言われた昂はヘイヘイと返事をして体育倉庫に逃げ込んだ。
気がつくと昂は既にジャージ姿。いけね、集中しないと。
「中原君、ちょっといい?」
着替えて部室から出ると、マネージャーの玉井に呼び止められる。
「今日の練習試合についての話し合いなんだけどね、柴崎先生が出張で、帰るのが少し遅くなるかもだから待っとけだって。」
やっぱり遅くなるのか。実結を先に帰らせといて良かった。
「おい、颯、いいのかよ?」
「何が?」
「何がってお前、今日実結ちゃんとの大事な日だろ?」
大事な日…今日は付き合い始めて一年の日。女はそういうの大切にするって前に山下に聞いたけど、やっぱり実結もそうなのか?
「ちょっと!坂本くん余計なこと言わないでよ!中原君いなきゃ話し合いできなくなるでしょ?」
玉井にそう言われた昂はヘイヘイと返事をして体育倉庫に逃げ込んだ。