君のとなりで
早紀ちゃんの恋 side実結
家に帰ってから二時間、時計は午後5時をさしている。
あたしは自分の部屋で携帯電話を前に床に正座していた。
颯は昂君に任せようっていったけど、昂君を信じてないわけでは決してないんだけど、やっぱり心配で。
だってまさかあそこに高見先輩が現れて、そして告白するなんて思いもしなかったんだもん。
早紀ちゃんが高見先輩と付き合っていたのは高校一年の夏から二年の夏まで。
先輩が大学に行ってから二人の時間がとれなくなって、すれ違いが増えていって。
早紀ちゃんが言うには『お互いのために別れた』らしい。
あたしは颯以外の人と付き合ったことがないし、恋愛経験も0に等しい。
いつも早紀ちゃんが的確なアドバイスをしてくれて、それに頼ってばかりだった。
恋愛経験も知識もないけど、今度は少しでも早紀ちゃんの役に立ちたい。
頼りなくても、少しでも早紀ちゃんが楽になるなら相談してほしい。
あたしは自分の部屋で携帯電話を前に床に正座していた。
颯は昂君に任せようっていったけど、昂君を信じてないわけでは決してないんだけど、やっぱり心配で。
だってまさかあそこに高見先輩が現れて、そして告白するなんて思いもしなかったんだもん。
早紀ちゃんが高見先輩と付き合っていたのは高校一年の夏から二年の夏まで。
先輩が大学に行ってから二人の時間がとれなくなって、すれ違いが増えていって。
早紀ちゃんが言うには『お互いのために別れた』らしい。
あたしは颯以外の人と付き合ったことがないし、恋愛経験も0に等しい。
いつも早紀ちゃんが的確なアドバイスをしてくれて、それに頼ってばかりだった。
恋愛経験も知識もないけど、今度は少しでも早紀ちゃんの役に立ちたい。
頼りなくても、少しでも早紀ちゃんが楽になるなら相談してほしい。