君のとなりで
「そっか…そうだよね!ありがと!早紀!」

よかった、あゆちゃん、元気になったみたい。

「そういえば、彼氏さんたちはどうするの?」

「さぁ?でも教育系っていってたかな。」

えっ?

早紀ちゃん、昂君とそういう話もうしてるの?

まだなにも聞いてない。

最近、部活が忙しいかったみたいだからなぁ。

今日くらいに聞いてみようかな…

あたしも本格的にいろいろ決めていかなきゃ。



放課後、今日はカウンター当番なので、カウンターのなかで本を読みながらの当番。

といってもなかなか人は来なくて、手続きをする人も少ない。

「暇ですねー…」

「そうだね…」

星野君もあたしもカウンターに頬杖をついてボーッとしていた。

窓の外を見ると、いまにも雨が振りだしそう。



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