君のとなりで
進路 side颯
ついに俺の、長かったバスケ生活がひとまず終わった。
惜しくも県ベスト8で終わった県大会。
その先にいけなくて、すごく悔しいけど、後悔はしていない。
大学でももちろんバスケサークルに入るつもりだけど、とりあえず今は進路希望調査書を提出しなければならない。
将来もバスケに関わっていく仕事につきたいと考えている。
そんな矢先、俺はバスケ部の顧問兼担任の
柴崎に職員室に呼び出された。
「おう、先週はお疲れ。良い試合だったよ。」
柴崎の机のうえには最後の試合のあととった集合写真が飾られていた。
それが本当に引退するんだなってことを証明してるようで。
「なんですか?」
「うん、実はな、単刀直入に言うと中原にスカウトが来てるんだ。」
スカウトって…
俺に!?
惜しくも県ベスト8で終わった県大会。
その先にいけなくて、すごく悔しいけど、後悔はしていない。
大学でももちろんバスケサークルに入るつもりだけど、とりあえず今は進路希望調査書を提出しなければならない。
将来もバスケに関わっていく仕事につきたいと考えている。
そんな矢先、俺はバスケ部の顧問兼担任の
柴崎に職員室に呼び出された。
「おう、先週はお疲れ。良い試合だったよ。」
柴崎の机のうえには最後の試合のあととった集合写真が飾られていた。
それが本当に引退するんだなってことを証明してるようで。
「なんですか?」
「うん、実はな、単刀直入に言うと中原にスカウトが来てるんだ。」
スカウトって…
俺に!?