君のとなりで
始業式の間もずっとD組の方に目をやらないように意識を向けてたらいつのまにか始業式は終わっていた。
そのあとのロングホームルームで課題を提出したり、先生から体育祭のことを言われたりして今日はこれでおしまい。
「実結!」
ロングホームルームが終わって、先生が教室から出ていくと同時にあゆちゃんと早紀ちゃんがあたしの席に駆け寄ってきた。
「行くよ!」
手を引かれるまま辿り着いたのは早紀ちゃんの家。
そのまま早紀ちゃんは麦茶を三人分つぐと自分の部屋にあたしたちをいれた。
しばらくするとクーラーが効いてきて、汗で気持ち悪かった体がスッキリしてきた。
「実結、話して?」
早紀ちゃんの優しい声になんだか泣きそうになる。
「…颯ね、アメリカに留学するんだ。」
「あ、アメリカに!?」
そりゃあビックリするよね。
いきなりそんなこと言ったら…
あたしもはじめは驚いたもん。
「うん、青葉大学からバスケでスカウトが来てて、前半二年はアメリカで後半二年は東京に行くんだって。」
「青葉大学からのスカウトって…はあ…すごいねぇ…」
あゆちゃんが感心したようにため息をつく。
そのあとのロングホームルームで課題を提出したり、先生から体育祭のことを言われたりして今日はこれでおしまい。
「実結!」
ロングホームルームが終わって、先生が教室から出ていくと同時にあゆちゃんと早紀ちゃんがあたしの席に駆け寄ってきた。
「行くよ!」
手を引かれるまま辿り着いたのは早紀ちゃんの家。
そのまま早紀ちゃんは麦茶を三人分つぐと自分の部屋にあたしたちをいれた。
しばらくするとクーラーが効いてきて、汗で気持ち悪かった体がスッキリしてきた。
「実結、話して?」
早紀ちゃんの優しい声になんだか泣きそうになる。
「…颯ね、アメリカに留学するんだ。」
「あ、アメリカに!?」
そりゃあビックリするよね。
いきなりそんなこと言ったら…
あたしもはじめは驚いたもん。
「うん、青葉大学からバスケでスカウトが来てて、前半二年はアメリカで後半二年は東京に行くんだって。」
「青葉大学からのスカウトって…はあ…すごいねぇ…」
あゆちゃんが感心したようにため息をつく。