君のとなりで
嫌いだなんて、思ってもないこと言えない…
幼なじみとして仲良くしていきたいっていったのは自分だよ?
「いい?よろしくね。三日以内に言ってね。」
立ち去ろうとした西田さんの腕を思わずつかんでいた。
「なに?」
「…いや…言いたくない。」
これが本音。
そう言うと西田さんはフッと鼻で笑って、あたしを突き飛ばした。
ドンッ
痛…っ
思いっきり尻餅をついてしまった。
「ふーん?いいの?颯君が危険な目に遭っても…」
颯が危険な目に遭うって…なに?
「どういうこと?」
「例えば、颯君があたしを襲ってるような写真を撮らせて先生に見せるとか?そしたらバスケ推薦なんてなくなっちゃうかもね!あ、でも実結ちゃんはその方がいいのか!」
あははっと笑う西田さん。
なにいってるの?
この人、おかしいよ…
だって普通、好きなひとが不幸になることなんて望まないよ。
好きなひとの夢なら全力で応援したいって思うよ。
あたしは確かに颯と離れるのも、別れるのも嫌だったけどそれ以上にあたしなんかの存在のために颯を悩ましたり、夢を諦めようとしたりすることの方がずっとずっと悲しい。
なのに、そんな自分の欲で好きなひとの夢を簡単に壊しちゃうの?
幼なじみとして仲良くしていきたいっていったのは自分だよ?
「いい?よろしくね。三日以内に言ってね。」
立ち去ろうとした西田さんの腕を思わずつかんでいた。
「なに?」
「…いや…言いたくない。」
これが本音。
そう言うと西田さんはフッと鼻で笑って、あたしを突き飛ばした。
ドンッ
痛…っ
思いっきり尻餅をついてしまった。
「ふーん?いいの?颯君が危険な目に遭っても…」
颯が危険な目に遭うって…なに?
「どういうこと?」
「例えば、颯君があたしを襲ってるような写真を撮らせて先生に見せるとか?そしたらバスケ推薦なんてなくなっちゃうかもね!あ、でも実結ちゃんはその方がいいのか!」
あははっと笑う西田さん。
なにいってるの?
この人、おかしいよ…
だって普通、好きなひとが不幸になることなんて望まないよ。
好きなひとの夢なら全力で応援したいって思うよ。
あたしは確かに颯と離れるのも、別れるのも嫌だったけどそれ以上にあたしなんかの存在のために颯を悩ましたり、夢を諦めようとしたりすることの方がずっとずっと悲しい。
なのに、そんな自分の欲で好きなひとの夢を簡単に壊しちゃうの?