君のとなりで
晩ごはんを食べ終えたあたしは居間でテレビを見ながらダラダラしていた。
「今年のクリスマスはイルミネーションを見に行きましょう!」
なんとなく見ていたバラエティー番組でリポーターが全国の行事でおすすめのスポットを紹介していくというもの。
そういえばもうすぐクリスマスなんだ…イルミネーションかぁ。最寄りの駅から3駅くらいのところに毎年すごいツリーが飾られるって早紀ちゃんが言ってたっけ。
去年は颯と付き合い始めたばっかりで考える暇もなく、普通に過ごしてたけど、今年はちょっとロマンチックなクリスマスを過ごしたいなぁ…
「あ、お母さん、あたしクリスマスイブとクリスマスの日、聖と旅行行くから。」
ソファーで雑誌を読んでいた真結ちゃんがキッチンで洗い物をしているお母さんに言う。
旅行!?二人だけで??思わず真結ちゃんの方を見ると当の本人は何もなかったみたいに涼しげな顔で雑誌をめくっていた。
「あらー、お父さん帰ってくるのに真結いなかったらさみしがるよ。」
お母さんがカレンダーを見ながら言う。うちのお父さんは外資系の会社に勤めていて半年前からニューヨークに単身赴任中。
「隼人くんも帰ってくるのに、聖君いなかったらさみしいんじゃない?」
隼人君は颯のお父さんで実はこちらもニューヨークに単身赴任中。つまり同じ会社なんだ。部署は違うけど。
「今年のクリスマスはイルミネーションを見に行きましょう!」
なんとなく見ていたバラエティー番組でリポーターが全国の行事でおすすめのスポットを紹介していくというもの。
そういえばもうすぐクリスマスなんだ…イルミネーションかぁ。最寄りの駅から3駅くらいのところに毎年すごいツリーが飾られるって早紀ちゃんが言ってたっけ。
去年は颯と付き合い始めたばっかりで考える暇もなく、普通に過ごしてたけど、今年はちょっとロマンチックなクリスマスを過ごしたいなぁ…
「あ、お母さん、あたしクリスマスイブとクリスマスの日、聖と旅行行くから。」
ソファーで雑誌を読んでいた真結ちゃんがキッチンで洗い物をしているお母さんに言う。
旅行!?二人だけで??思わず真結ちゃんの方を見ると当の本人は何もなかったみたいに涼しげな顔で雑誌をめくっていた。
「あらー、お父さん帰ってくるのに真結いなかったらさみしがるよ。」
お母さんがカレンダーを見ながら言う。うちのお父さんは外資系の会社に勤めていて半年前からニューヨークに単身赴任中。
「隼人くんも帰ってくるのに、聖君いなかったらさみしいんじゃない?」
隼人君は颯のお父さんで実はこちらもニューヨークに単身赴任中。つまり同じ会社なんだ。部署は違うけど。