君のとなりで
十三歩目
けじめ side実結
けじめをつけて、颯に好きって伝えたい。
そう思って颯へ手紙を書いた。
読んでくれたかな…
ふられてもいい、今度はあたしから言うの。
ちゃんと自分の気持ちに素直になって。
まずはけじめのひとつめ、指定校推薦の結果だ。
いよいよ明日の放課後、結果発表だ。
試験のできはまあまあだったような気がする。
緊張しすぎてあまり覚えてない。
論文のテーマは予想して練習してたのと同じようなのが出て、しっかりかけたと思うし、面接も思ったよりリラックスして臨めたから本番で噛まなかった。
試験の前の日に早紀ちゃんがくれたリラックス効果のあるはちみつアメのおかげかな。
とりあえず、やりきった!
「実結~!どうしよう!緊張してきたー!」
あたしと同じく、県外の大学の指定校推薦を受けたあゆちゃん。
「あゆちゃんなら大丈夫だよ!桐生くんから御守りもらったんでしょ?」
するとあゆちゃんの頬がピンクに染まる。
「うん、これなんだけどね。」
ポケットから大切そうにとりだした。
いつも持ってるんだ、なんかそういうの、いいなぁ…
「これさ、恋愛成就の御守りなの。あいつ、バカだよね!受験に恋愛成就の御守り持っててどうすんだっての!」
そう言いながらも、あゆちゃんの顔はすごく嬉しそうで。
「そんなに好きなら早く告白しちゃえばいいのに。」
早紀ちゃんがあっさりいった。
早紀ちゃんは一足さきにファッション関係の専門大学への進学が決まっていて、今は勉強ということでファッション雑誌を読み漁っている。
そう思って颯へ手紙を書いた。
読んでくれたかな…
ふられてもいい、今度はあたしから言うの。
ちゃんと自分の気持ちに素直になって。
まずはけじめのひとつめ、指定校推薦の結果だ。
いよいよ明日の放課後、結果発表だ。
試験のできはまあまあだったような気がする。
緊張しすぎてあまり覚えてない。
論文のテーマは予想して練習してたのと同じようなのが出て、しっかりかけたと思うし、面接も思ったよりリラックスして臨めたから本番で噛まなかった。
試験の前の日に早紀ちゃんがくれたリラックス効果のあるはちみつアメのおかげかな。
とりあえず、やりきった!
「実結~!どうしよう!緊張してきたー!」
あたしと同じく、県外の大学の指定校推薦を受けたあゆちゃん。
「あゆちゃんなら大丈夫だよ!桐生くんから御守りもらったんでしょ?」
するとあゆちゃんの頬がピンクに染まる。
「うん、これなんだけどね。」
ポケットから大切そうにとりだした。
いつも持ってるんだ、なんかそういうの、いいなぁ…
「これさ、恋愛成就の御守りなの。あいつ、バカだよね!受験に恋愛成就の御守り持っててどうすんだっての!」
そう言いながらも、あゆちゃんの顔はすごく嬉しそうで。
「そんなに好きなら早く告白しちゃえばいいのに。」
早紀ちゃんがあっさりいった。
早紀ちゃんは一足さきにファッション関係の専門大学への進学が決まっていて、今は勉強ということでファッション雑誌を読み漁っている。