君のとなりで
「まあ俺のことは置いといてさ、お前がクラスのパーティーに行けないのって実結ちゃんとデートするからなんだろ?」

なぜかものすごく嬉しそうににやつきながら言う昂。

「別に、デートじゃない。」

「いやいや、どう考えてもデートでしょ!で?どこにいくわけ?」

興味津々な瞳で見てくる昂。そんなに他人のことが気になるのか?

「駅のツリー見に行くだけだよ。」

「ふーん、プレゼント買ってんの?」

プレゼント…?あっ!やべえ…完全に忘れていた。
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