君ノ涙

君との出会い

「くっ……あはははははっっ！！」

あの人は不気味な笑みを浮かべて大笑いしだした。

「ついに俺もコイツに惚れられる日が来たのかぁ…wあぁ、愉快愉快！！」

「えっ…？」

「あ、知らないんだよなぁ？w実は俺拓弥と賭けてて、お前を落とせたらなんか買えって話してたんだよー！」

「え…？それじゃあ、さっきの返事は…」

「あぁ、もちろんNOだよ！」

「そんな……」

「てか、俺がお前を好きになると思うのか？w」

「…………………。」

「あははははっw」


「………ってぇ…」


「あ？なんだって？聞こえねーよ！」

パァンッ………

「最っっっ低っ！！！！！！」


私は教室から走り去った。あの言葉がとても心に突き刺さった。