君と僕の一夜物語

『魔術は使っちゃ
駄目だというから』

「だからって物理もダメです」

『それじゃ攻撃出来ない』

「するなよ…女の子だろ」


手綱を持った手で脇腹をさすりながら
もう片方の手で頭を撫でる



『…お前、これは癖か?』


一撫で、二撫でしたところで
その手をつままれる


「お前じゃなくて、シオンな
や…癖、ではないが…
なんだろうな、ついやってしまう」


はははと笑ってみせる


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