君と僕の一夜物語
「あー?俺らでいいのか?
情報屋もいるってのに」
「多分、買おうとすると
とてつもない額を請求されそうな
情報ですし、街の人の間で
噂されてるくらいのことで
ちょうどいいんですよ
どうです?エール1杯と
料理で聞かせてもらえませんか」
見るからに酒飲みな男達
彼らなら乗ってくれるだろうと
提案を持ちかけると
「お、太っ腹だな兄ちゃん」
「いいぜ、なんでも聞きな」
案の定、二つ返事で
了承を得た
シオンはそれを笑みで返す