君と僕の一夜物語



注文のエールと料理が
酒のみ達に渡った頃


シオンが口を開く



「魔女の噂を…聞きませんか?」


そう言うと、目の前の男達は
一瞬目を見開く


「魔女ぉ?」

「そらまたえらいもんを」

「しかしなぁ…そうは言っても
もういないんじゃねーか?
先の大戦の時にかなり徴兵されただろ」


「えぇ、そうなんですが…
都市伝説レベルでいいんです」


食い下がるシオン

< 138 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop