君と僕の一夜物語
「青年団でも意見が固まった
あとはあんたら老人たちが
覚悟決める番だぜ」
「………」
村長は何かを考えるように
目線を下に移した
「村長、もう俺らは俺達だけで
生活できる程の力がある
王都から騎士団を派遣しても
いいって話も来てる」
「だが、魔女が居たんじゃ
騎士団も来てくれないだろ」
「あとは村長が言ってくれれば
俺らは付いていくよ」
青年達の話を聞いて
村長は意思が固まったのか
真っ直ぐに魔女を見据えた