君と僕の一夜物語
ガサッ
ようやく、枝ばかりの道を抜ける
獣道を進んで30分
宿屋から合計で50分程
そしてようやく、
目的地の湖へと着いた
「綺麗な場所だ…」
開けたそこには
美しく透き通った湖が
ただただ、広がっていた
湖面に月が浮かび
ホー…ホー…と梟のような
声がどこからともなく聞こえてくる
上を見上げれば、
ダイヤを机にぶちまけたかのような
星が広がっており
1つ1つが確かな光を発して
輝き続けていた