君と僕の一夜物語


「俺も丁度、
明日旅立とうと思っていたんだ
女の子が1人旅は危ないだろうし
ただで使える護衛だとでも思ってくれ」


『…女の子?』


魔女がピクリと動いた


『私は成人している』


「そうか、成人して…
は!?嘘だろ!」


思わず叫んだ


『…何かおかしいか?』

「あ、いや、なんでも…
そうか、成人してるのか…」


魔女の怒った顔に
思わず何も言えなくなった


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