君と僕の一夜物語


「あ、いたいた
グリュスのおっさん」


「おー、シオンか!
ん?妹か?可愛い子連れてんなぁ」


『…ども』


「そ、妹のリファ。
昨日の干し肉美味かったよ
あれ、また買いたいんだけどある?」


「だろ!自慢の一品だからな
あぁ、大量にあるぞ。いくつ要る?」


自分の店の商品を褒められ、
グリュスがより一層笑顔になる


「とりあえず100個」


しかし、シオンが言った瞬間
その笑顔のまま数秒固まることになった


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