君と僕の一夜物語
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「よし、こんなもんだな」
『…大量』
2時間経ち、買い物を終えた2人
宿屋に一旦帰り
商品を運び終え並べてみると、
それはなかなか数が多く
とても1人では運べない量だった
『何で移動するの』
「馬だ。小さいが、
一応馬車を持ってる
町の出口んとこの馬小屋に預けた」
『…歩かなくていいんだ』
「旅人が歩きで移動なんて
一昔前の話だぞ
さて、じゃあこれを運び終わったら
いよいよクルタ町とさよならだ」
『…うん』
リファの声は、小さかった