君と僕の一夜物語


「あ、シオン様」



町の出口へ行く途中、
馬を洗っている少年に会う


「クルー、俺の馬と馬車を
出してくれないかな」


「は、はい」


茶色のふわふわとした髪と
そばかすのある気弱そうな少年は
小走りで奥へと急いで行った


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